💸金蔵先生💸の経済疾患研究所

金融詐欺師どもから『経済的情報弱者』を守る為のブログ。

ドクターの様な「仕組み」が必要

こんにちは。

 

 

🦀カニ蔵🦀です。

 

 

 

さて、前回の続きですが、

 

 

 

先日お話しした様な、

「めちゃめちゃな金融商品販売」

が無くなる為には、

 

 

 

僕は金融商品が組成されて、クライアントの元に届くまでの

「正しい仕組み」が必要だと考えています。

 

 

 

実は、他業界で、

それを上手にやっている業界があるので、

その業界の構図に近付けたいと思っているのですが、

その業界が何処かと言うと、

 

 

 

「医療業界」です。

 

 

 

 

この医療業界は、

業界内のそれぞれの各役割を持ったプレーヤーが、

非常に良い「分業」をしています。

 

 

 

治療を受ける「患者」

患者の症状を確認し、適切な処置や投薬の判断をする「医師」

医師の振り出した処方箋に基づき、患者に薬を販売する「薬局」

薬局が販売する薬を研究・開発する「製薬会社」

 

 

 

それぞれ、

明確に役割が分かれており、

 

「顧客の現状分析と、症状の対処の判断」

 

「解決策(薬)の販売」

 

「解決策(薬)の組成」

 

が綺麗に分割されているため、

 

医師は(一般的には)自分の所で薬を作ったりしませんし、

薬局が自分が売りたい暴利の薬をどんどん売る事は出来ませんし、

製薬メーカーが直接顧客の所へ薬を持っていっても、医師の判断なしには対策を行おうとはしません。

 

 

 

 

こうやって、

上手に役割分担とする事で、

例えば、

 

糖尿病の顧客が、誤って抗がん剤を飲んだり、

 

風邪の人が、盲腸の手術をしたり、

 

と言う馬鹿な事は起こらない訳です。

 

 

 

 

 

 

しかし、

 

 

 

金融マーケットは違います。

 

 

 

一人の顧客を見つけては、

保険会社や、証券会社、投資用不動産の営業マン、フリーのファイナンシャルプランナー達が、代わる代わる顧客に近づき、

 

 

自分の販売したい商品のメリットを、

一生懸命語る訳です。

 

 

いわば、

製薬メーカーの人間が、

直接患者に薬を販売しに行きっている様なもの。

 

 

 

製薬メーカーの営業マンは、

医者ほど顧客の症状に詳しい訳ではありませんし、

自分の薬を売りたいものですから、

 

あれやらこれやら理由をつけて、

風邪の患者に、高い抗がん剤を売ろうとする訳です。

 

 

顧客も、自分の症状と、対策に対する専門知識はありませんから、

製薬会社の営業マンの言いなりとなり、

自らの課題解決には至らない、よく分からない薬に、

大金を払ってしまう訳です。

 

 

 

薬で例えると、

「そんな馬鹿な話があるか」

と言ってしまう様な内容なのですが、

 

 

これが金融商品界隈では、普通に行われてしまっているのが現状です。

 

 

非常に残念でなりません。

 

 

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